日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

やりたい放題

2001.01.16(火)

朝、5:58の電車に乗ったが、乗り継ぎ悪し。

サンクスをのぞいたけれど、目ぼしい新商品はなく。

午前中、副社長が最終日の昼は寛八でお寿司を、

よりによってSKさんとMGさんもと言い出して、途端に落ち込んだ。

MKさんに「目が赤いよ」と言われたら、本当に泣きたくなっちゃった。

もうイヤでイヤで、社長に断りたいけれど、こういう時に限って会えない。

 

技術部には、CADオペレーターが自分を含めて3人いました。

1~2年前に入ったのがSKさん、そのさらに2年前くらいに入ったのがMGさん。

思えば、SKさんに対しては、入社前からマイナスの感情が多々ありました。

 

営業部を中心に、協力会社さんの子弟など、縁故入社がほとんどだったのですが、

技術部の女子は現副社長(自分の入社時は技術部長だった)の方針で、

職業安定所に一般求人を出して面接を行って採用に至る、というのが習わしでした。

自分は職業訓練校から、MGさんはCADスクールから、正規採用されました。

 

ところが、そこに突然ねじ込まれたのがSKさん。協力工場の社長の娘でした。

自分のように何のコネも持たず、自腹で勉強して就職活動をして、努力だけを武器に

生きている誰かが就けたはずの席を、就活なしで簡単だ!と横からかっさらっていく。

なんてズルイ人間だろうと、入社前から嫌悪感を持っていました。

 

それでも、同僚になったからには仲良くやろうと最初のうちはそれなりに

付き合っていたつもりです。

当時たまたま駅が隣同士だったりして、電車で一緒に帰ったこともあったと思います。

同い年くらいの兄がいるということで、紹介しましょうかとまで言われました。

(あなたと姉妹になるなんて、絶対にイヤ!と思ったのを覚えています。)

 

入社の経緯も含めて、すべての言動に罪悪感が無い。

自由闊達といえば聞こえはいいですが、自分にとっては無神経の塊でした。

仕事中でも誰彼かまわず、人が来たら仕事と無関係なことについて話しかけ、

いつまでたっても無駄話が終わりません。

特に、MGさんと波長が合ったので、放っておくとおしゃべりが止まりませんでした。

 

自分は黙って仕事をしたいタイプ。電話も嫌いだし、静かなら静かなほどいい。

SKさんの前任者TKさんとMGさんは、それほど仲が良くなかったため、仕事中の会話も

適量でしたが、本来のMGさんのおしゃべり好きがSKさんに引きずりだされて、

職場が井戸端会議の温床みたいになってしまいました。

 

生まれも育ちも性格も、自分とは対極に位置するSKさんへの嫉妬もあったのか、

日を追うごとに顔を見るのも声を聞くのもイヤ、同じ室内で息をするのも苦痛に。

SKさんを追い出して、自分が残るという方法もなかったわけではないと思いますが、

会社の体質にも嫌気が差していたので、自分が辞めたほうがいいと思い至りました。

 

3月まで勤めれば丸5年で、退職金の算定にも有利ではあったのですが、

10年も勤めた大先輩のOTさんが、3月いっぱいで寿退社することが決まっており、

送別会を一緒に・・・などということになると居たたまれないので、

中途半端な1月に退職を願い出ました。

 

昼の外食はおかめそば。

2階に座敷のあるうどんそばのお店でメニューが豊富。いつもにぎわっていました。

 

帰りに、最後の日に贈るお菓子を買って帰っています。2万以上かかりました。

 

 

2001.01.17(水)

朝、副社長に「せめて18日にならないか」と、お伺いを立てたが許されず。

昼、天ぷら屋さんに行ったら、副社長が先客でいらして、お勘定をもってくださった。

ありがとうございました。

YMさんとUDくんと南浦和で落ち合うはずだったけど、帰りがけにOYさんから、

「6時まで残ってくれないか」と電話があり、仕事の話だと思ったら、

花束を買ってきてくださった。どうもありがとうございました。

なのだが、飲みに行くには荷物になるので、席に残していったら、

時間が足りなくて取りに戻れず、手ぶらで帰ってきた。

 

最終日にSKさんと過ごす嫌な思い出を残したくなかったので、

前日に変更してほしかったのでしょう。社長の予定を変えられるわけもなく却下。

 

お昼の天ぷら屋さんは、そもそも副社長が最初に連れてきてくださって

大好きになったお店でした。

古くて油がしみついていて、湯呑みは茶渋だらけだし、ゴキブリを見たことも

あったけれど、天丼がおいしくて、穴子も大きくて、なのに安い!

自分が辞める頃、娘さんが戻ってきて、おしゃれな感じに変化しはじめていました。

 

副社長には、他にも高いところから安いところまで、美味しいお店で

たくさん御馳走していただきました。

自分は早食いなので、「食べ終わるのが早過ぎる」と注意されてから、

気を遣って食べるなら行きたくないと思いはじめ、

だんだん外食に誘われても、「お弁当なので」と断るようになりました。

 

途中、副社長のタバコのにおいが我慢ならなくなって、大嫌いになって、

退職願をだしたものの、社長が社内禁煙にしてくださり、退職を撤回。

採用していただいた恩を忘れて、生意気な部下になってしまいましたが、

この会社で働かせていただいたおかげで、社会人生活の楽しいスタートが

切れたと感謝するばかりです。OKさんありがとうございました。

 

OYさんは忙しい中わざわざ花を届けに来てくださって、大感謝!

 

YMさんは千葉のグループ会社の営業さんでしたが、1歳違いだったせいもあるのか、

妙に気が合う男友達、という感じでした。

退社後にも年賀状をやり取りし、飲みに行ったりもしました。

 

自分は他人に誕生日を知られるのを避けたいタイプですが、YMさんは甘え上手なのか

「プレゼントちょうだい!」とか気軽に言える人。

自分は欲しくないものを人から貰うのは嫌だけど、YMさんは「なんでもいいから」

欲しいというので、毎年の誕生日にプレゼントとお菓子をあげていました。

 

お互いカラオケが好きで、入社当初、一緒にglobeを歌ったりしたのを覚えています。

YMさんを通じて好きになったのが、Jungle Smileの「おなじ星」。

この日、最後のカラオケで歌ったのは、the blliant greenの「Hello Another Way」。

恋愛感情は抜きで、自分の心境にすごく近いと感じてました。

 

UDくんはYMさんの部下で、あまり親しくなかったのに付き合わせちゃってゴメン。

自分は1対1が好きなので、変な意味はなく2人で良かったんだけど、

なんらかの配慮があったのでしょう。ご馳走様&ありがとうございました。

 

ここのところ忙しいのか書き忘れか、おやつの表記がありません。

会社の机の引き出しに、いつもお菓子を大量に常備していたので、

ちょこちょこ食べていたかもしれませんが、珍しいこと。

 

 

2001.01.18(木)

朝、会社に行ったら、昨日OYさんにいただいた花がぐったりしていた。

通勤途中は、昼食後に早退しようかと考えていたけれど、

どこにも置いておけない切迫感もあって、9時半の始業を待たずに会社を出た。

角を曲がってすぐ副社長と出会って、一方的に了承を取り付けた。

(自宅最寄)駅に着いて、また戻ってくる時間が10分程しかなくて走って帰った。

水切りするヒマもないので、浴槽に水を張って、漬けたまま出てきた。

外食ランチに間に合うかドキドキだったけれど、5分前には着いてよかった!

SKさんが気分が悪いと早退して、どうしてもほくそ笑んでしまう。

どうか明日も治らないで、一緒に食事できませんように、と心から祈った。

嫌いな人と一緒にいると、こういう浅ましい自分があらわになってしまうので、

早くSKさんの顔を2度と見なくて済むようにしたい。

 

花を家に持ち帰るためだけに帰宅するとは・・・あきれちゃう。

まぁ、忌引き以外は有給休暇を使わせてもらえない会社だったので、

残りの有給を使ったと思って、お許しいただきたい。

 

ここまでして戻ってきて食べたランチはとんかつでした。

 

SKさん何かを感じ取ってくれたのか、自分の生き霊が悪さをしてくれたのか。

それにしても、具合の悪い人の悪化を望むとは、本当に根性がねじ曲がってます。

 

いよいよ明日は退職!ですね。