日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

同じ轍(てつ)踏(ふ)ませたがり

2010.01.12(火)

9時すぎから雨というので、その前に求人情報誌をもらいに(行って来よう)・・・

と思ったけど、面倒で出られず。

10時になっても降らないので、ひと(一)っぱし(走)り、オリンピック(スーパー)まで!

と思って身支度して出発したら、第2京浜を渡る手前でポツポツ降り出し、

速攻で引き返した。弱(よわ)っ・・・。 

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佐藤可士和(クリエイティブ・ディレクターという職業らしい)の仕事論を見てたら、

コミュニケーション力(りょく)とかプレゼンテーション力とか、

自分の苦手なことばかり。だから、人生で成功できないんだろうなぁ・・・。

 

佐藤可士和氏は、有名企業のロゴを数多く手がけているけれど、

デザイン案を出して、気に入ったものをお客に選んでもらって終わりじゃなく、

そこに至るまでに徹底的に相手方の望む本意を引き出そうと対話していた。

凡人では気付かないようなミリ単位の違いでも嗅(か)ぎ分ける、

繊細な視点の持ち主だと恐(おそ)れ入った。

 

「アイコニック・ブランディング」という手法(しゅほう)により

「対象の本質的な価値を、シンプルで明快なアイコンとして提示する」ことで、

ストレートに人の心を掴(つか)む。

こういう人が政治家になったら、社会にすごい化学反応が起こせそう。

 

セブンイレブンの本格派100円コーヒーの開発にも携(たずさ)わったなんて、

コーヒー好きには神のような御業(みわざ)。自分、飲まんけど・・・。

デキる人は、きっと全(すべ)てを見通せる能力を与えられているんだろうなぁ。

 

 

2010.01.13(水)

風が強い。となり(隣)の洗濯物が、うちの物干し竿(ざお)に乗り移ってきた。

えぇ? !  どうやって??  と、びっくら。

ビュービュー吹いてるので、外に行こうか迷ったけど、

一応オリンピックにJob aidem(求人情報誌)がないかチェックしに。

入れる所(ラック)はあるみたいなんだけど・・・(出て)ないね。

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大森(駅)まで行こうかなぁと思ったけど、どこに(置いて)あるか

わからないし・・・。 でも、久し振りで図書館に行った。

山本文緒さんの本を予約したら、夕方には(本が届いたと)メールが。早いっす。

 

 

2010.01.14(木)

寒い。空気の冷たさが、し(凍)みい(入)るよう。

昨日、久し振りに本を読んだせいか、目がすご(凄)く疲れちゃって・・・。

でも外出するからコンタクトをしたら、右目がなんとなく痛い。

出かける前に、オーゼキに卵を買いに行った。

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1日乗車券で行こうと思ったら、土日祝の限定発売だった。

でも、馬込駅の(改札の)外にJob aidemがあったのが、うれ(嬉)しい発見。

水道橋で降りて、(東京)しごとセンターへ。セミナーの講師の先生は、

57歳から10年もキャリアコンサルタントをしてるんだって。

すご(凄)い話し上手(じょうず)だった。でも、自分はやっぱり正社員はイヤだなぁ。

羽田空港の仕事があったんだけど、交替制?みたいだった。

 

 

2010.01.15(金)

よく晴れて、穏(おだ)やか。お布団干しには絶好。猫ぽんたちも、気持ち良さそう。

(チラシによれば)あん(餡)ぱんもポッキーも安いけど、外には出ない。

Job aidemを見直してたら、ベビーシッターの派遣会社みたいなのがあった。

子育て経験のない37歳の独身女は警戒されるかしら?

洗濯物をしま(仕舞)ったあと、ハライタ(腹痛)を起こし、下痢。冷(ひ)えたから?

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(ドラマ)「曲げられない女」を見た。10年付き合った彼のプロポーズを断ったら、

「今まで言わなかったけど、おまえなんか弁護士になれるわけがない!」と

キレられてた。思ってたなら、言えばよかったのに・・・。

それでも自分を貫(つらぬ)くほうが大事だと、自分(私)も思う。

自分はそこまで努力できないけど。

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永作(博美)演じる結婚を勧(すす)める主婦が、

「結婚も出産もしないで生きて行こうなんて不遜(ふそん)だ」と。

自分も思わず辞書をひいた。(不遜=)思いあがってる? 主婦らしい意見だ。

自分は満たされてないくせに、他人を同じ不幸に引き込もうとする、その心は?

何の能力も取り柄(え)もないなら、ないなりに生きたいだけだもん!

 

この時点で彼氏と付き合い始めて10年目に入ろうとしていた自分。彼氏も本心では

「お前なんかどうせ、どこに行っても働き続けられるわけがない」と思ってたかも。

でも口(くち)にすれば別れることになるから言わないでいてくれたなら、ありがとう。

心の中でどう思っていたとしても、自分(私)に諦(あきら)めつくまでやらせてくれた。

 

「結婚も出産もしないで生きる」という姿勢を「不遜」と捉(とら)える人。

「女としての義務」みたいなものを果たさないなら、生きる価値がないみたいな。

そういう考え方をする人は、「自分が幸せだから、あなたにも同じ幸せを味わって

ほしい」というよりは、「自分は嫌々(いやいや)でも我慢してやってるんだから、

おまえも同じように我慢しろ!」という思考の、不幸な主婦が多いような・・・。

 

現に自分の母親も、夫も子どももハズレだったのに、しつこく結婚・出産を勧める。

自分の結婚生活の失敗を認めて、「あなただけは同じ不幸を背負わないように」と

別の選択肢を提示してくれるような、そういうロールモデルであってほしかった。