日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

本当に?いい子、本当は?いい子

2006.11.25(土)

朝、玄関掃除をしたけれど、あまりキレイにならなくて、実習生のHNさんが、

またやっていた。すんません。トイレ掃除も、相変わらず水は(捌)け悪し。

ショートステイで来た)MRちゃんは、思った以上に大きい子でびっくり。

ラブ&ベリーというDSのゲームを持って来ていて、飽きないことに感心する。

この前(施設に)遊びに来ていた子たちも3人でゲームばっかりしていたし、

(今の子は)みんなこんな遊びばっかりなのかなぁ・・・。

お絵か(描)きで一旦ゲームから離れたが、明日、何しようか?

 

 

2006.11.26(日)

折り紙を持って行ったが、紙をカットしたり、3等分したりと、難し過ぎた。

MRちゃんはあきら(諦)めモードで、紙を丸めたり、ちぎったり。

でも、DSをやるよりは良かったと思う。

お昼ごはんと朝(ごはんの間隔)が近いので、「おなかす(空)いてない」と言われ

困ったが、KK先生がストレッチをやったり、体を動かして、うまく食事に持って行って

くださった。食べさせ方もうまく加減して、食後にバドミントンを。

どう教えたらいいか戸惑う。

途中から日誌を書く時間を与えられたが、うーん・・。子どもから離れて2枚も書くの

しんどくない?せめて部屋から持ち出して記入できるようにしてほしいなぁ。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

そのあと洗濯物を取りにベランダへ出たら、中高生がバレーボールをしており、

しかも男子部屋のほうに(洗濯物が)干してあって、それを見とが(咎)められた。

「なんでショートステイに(大人が)4人もいるの?」って聞かれたが、返答に困る。

やっぱり中高生には苦手意識が(強い)。しかもバレーボールあるの、やりたくない。

MRちゃんは作文を書いていた、というよりは、書かされていた。

こういう誘導も出来ないといけないのだが、ムズか(難)しい。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

そのあとまたDSになりかかったが、トランプを見つけたので一緒にやった。

7並べとかすると、子どもはあくどい手を使わないので自分が勝つが、

神経衰弱はさすが。開いたそばから忘れていく自分と違い、

記憶力はMRちゃんがはる(遥)かに上。 たと(例)えばなぞなぞ(謎々)とか、

脳を鍛(きた)えるようなゲームがあるといいよね。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

夕食を取りに行くと、YSくんが「おばさん!おばさん!」と怒鳴る。

「変なカオ!」とまで言われたが、「確かに・・・(そうです)」。反論の余地なし。

鮭のホイル焼、じゃが芋、グリーンアスパラ、はす(蓮)のきんぴら(金平)、

もやしときゅうり(胡瓜)とチャーシュー(焼豚)の甘酢あえ、厚揚げとねぎのみそ汁。

デザートにりんご(林檎)。ナイフが切れなさ過ぎて、かえってむ(?)きにくい。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

夕食後、日誌を書くので洗い物はしなくて済(す)んだが、鍵を閉めに戻って、

またYSくんにから(絡)まれた。でもKYくんが、ちゃんと名前を聞いてくれて、

自分もフルネームで名乗ってくれると、YSくんまで聞いてもいないのにフルネームで。

しかも、自分(私)の下の名前まで言わせようとする。嫌な予感がしつつも名乗ったら

ちょう(嘲)笑された。KYくんが「下に同じ名前の女の子がいる」とフォローしてくれて

やさ(優)しい子だなぁ・・と。会議で聞いた問題児と同一人物とは、とても思えず。

人間は複雑。きっとすごいいい子なのに、他の子が乱暴な事とか、意地悪な事とか

言ったから、怒ったんじゃないのかなぁ・・・?

そのあとお母さんから電話が来ていて、うれ(嬉)しそうだった。よかったねぇ。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

KK先生が出るまでに、いろいろすることがあったと知らず、少し早く下に降りすぎた。

保健室でずっと待たせちゃって、失敗した。

KLちゃん、KRちゃんが(ショートステイの部屋に)入って来て、MRちゃんの荷物に

興味を示す。SRちゃんも加わって、ハラハラしたが、みんないい子。かわいい。

いいなぁ、幼児さんのユニットは。車さえ乗れたらなぁ・・・。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

帰りのバスとか、KK先生と話すと、ついMRちゃんが置いてけぼりになってしまって、

かわいそう(可哀想)だった。ごめんね。

MDハイム(母子生活支援施設)はすごくキレイな所。防犯システム万全の

マンションみたいな感じ。別れはあっけ(呆気)なく、「また来てね」と伝えたかったが

スーッとエレベーターで行ってしまった。

そのあとKK先生が(支援施設の)職員の方にさんざん注意を。

伝言よりも直接言えればいいのだろうが、今回全く(親との)接触がなかったので。

MRちゃんと、また会えるといいなぁ・・・。

 

ショートステイで泊まりに来たMRちゃん、年齢(とし)の割には大人びた女の子で、

ゲーム漬けの現代っ子を、ゲームから引き離して楽しませなければならない事に

苦労した。DSだったら、脳トレのゲームだってあるんじゃ?きっと面白いはず・・。

 

1人の子に対して、大人が付きっきりで、なんなら引継ぎの時間には2人体制で、

相手をしているのを見て、日頃から少人数の大人に多人数で接して来た子どもたちは

不満だっただろう。寄ってたか(集)って大事にされている子と自分の違いが

一体なんなの解(わか)らなくて憤(いきどお)りさえ感じたかもしれない。

 

KYくんの悪評を先に耳にしていただけに、YSくんから庇(かば)ってくれるかのような

気遣いと優しさに触れて、何かの間違いではないかと、どうしても思いたかった。

実際、彼にはいろいろなトリガー(引き金)があったのだろうが、あまりにも

第1印象が有難(ありがた)すぎて、最後まで感謝の気持ちが勝(まさ)っていた。

 

MRちゃんは、急に帰ることが決まったのだろうか?本来なら親が迎えに来そうな

ところ、わざわざ車を出してもらって送って行ったのは・・・。

もしかしたら、旦那さんから逃げていて、母子施設の外にお母さんが出て来るのが

危険だったのかも。親の事情も様々。