日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

あってないような勤務枠(わく)

2007.01.13(土)

幼児さん(のユニット)でお世話になったが、

「たまごの会」にSR兄弟が外出しているのと、YKちゃんも午前中は父母と(外出)。

そしてTY先生が3人を連れて公園へ行っている間、頼まれたのはトイレ掃除だった。

MRちゃんがトイレでデッサンをしていて、少し話した。「KY(くん)はハラグロ

(腹黒)」と言っていたが、自分にはまだあきら(諦)めがつかず。

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玄関そうじも頼まれたが、洗濯物を干すのもやっていないし、いっぱいいっぱい。

お昼は、うどんだった。一体、一食いくら払うことになるんだろ?

そのあとSRちゃんとKRちゃんが、かな(仮名)とかず(数の勉強)を。

名前を書くまではいかなかったが、とりあえず1枚ずつ出来た。

そのあとSYくんがSRちゃんにゲームを教えてくれたりして、うれしかった。

 

出来ることが何もないので、当たり障(さわ)りのない掃除担当に。

実習生というわけでもないし、幼児担当の先生方も扱いに困っていたに違いない。

 

食事が1食いくらだったかわからないけれど、メニューによっては高くつく場合も

あっただろう。とはいえ、「うどんなら食べません」とも言いづらかった?

 

 

2007.01.14(日)

午前中、公園に連れて行ってもらえて、かわいいフランス人の双子ちゃんも見たし、

楽しかった。調子に乗り過ぎた?

午後、KRちゃんも外出し、何をしたらよいか分からなくなる。

女児の部屋の洗濯物を取り込んで、幼児さんのも取り込んでいたら、

KYくんが来てMG先生を探していた。いないとわか(判)り、それじゃあということで、

自分が遊びに誘われた。なんか仕事していたいなと思ったけど、断るのもなんだし。

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男児の部屋で紙ねんど(粘土)をした後、外で鬼ごっこをすることになった。

しかし、自分ばかりがずっと鬼。走りっぱなしで疲れた。「替わって」って言っても

みんな「イヤだ」と言うし。42分頃、終わらせようとしたらKYくんが怒り出し、

最後はケ(蹴)られた。夜、他の人にとばっちりがいっていないことを願うばかり。

 

やることがあるんだかないんだか分からない状態がいちばん苦手。

子どもと遊ぶのも仕事のうちとはいえ、遊び続けるには体力が・・・。

KYくんに関して危惧(きぐ)されていた暴力性を実体験することになったが、

それでも最後まで「やさしいKYくん」幻想?からは離れられなかったな・・・。

 

 

2007.01.15(月)

朝、洗濯を2回。昼までテレビを見て、KYくんへの手紙の下書きを書いてみる。

昼休みを過ぎた頃、買い物へ行って、帰ってから昼(ごはん)にしようと思っていたら

15時頃になってしまった。

夕飯を何にしようかなかなか決まらず。ギョーザにするつもりだったけれど、

牛ミンチがあったのでハンバーグ?とも思ったが、キャベツも使い切れそうにないし。

か(斯)くして丼に詰めてレンジ加熱した。食べ過ぎた。眠くなってしまい、ののが

皿洗い、お茶(水出し)を作り、お米をと(研)いでくれた。ありがとうございました。

 

 

2007.01.16(火)

朝、昨日の残りもあるし、とダラダラし過ぎた。洗濯して、買い物へ。

オカノの卵が1番賞味期限が長かったのでMAX(バリュ)を回ったあと買おうとしたら

1000円以上買い物しないとダメなんだって。ケチー!MAXで買っておけばよかった。

(KYくんへ)手紙を書こうと思うが、なかなか進まない。

結局もう1回(外に)出るのも面倒くさく、納豆を買わなくていーかー、と諦める。

真夜中メールがあり、「誰?」と思ったらMR先生だった。

日誌を読んで気をつかってくださったのか?18日(出勤日)、何を言われるだろう?

 

このあと出勤日に怒られることになるが、深夜のメールは、それを感じさせない

文面だったみたい。なら何故わざわざメールした?嫌になって辞めるかと思われた?

 

 

2007.01.17(水)

TV LIFE(テレビ番組情報誌)の発売日なので、MAXまで買いに行った。

それから杏林堂でも、ハチミツが安かったので。しかし、今日も納豆を買い忘れた。

昼は菓子ぱん3ヶ。もっと食べたい気もするが、食べなくてもよい気もするし。

出がけに階段をふ(踏)みはずして、足首をひね(捻)った。

なんとか歩けて電車にも間に合ったが、明日になってひどくなったりするかなぁ・・。

バレンタインのチョコが出たかなーと思って、小田急を見たけど全然(出てなかった)。

東京では雨が降っていた。磐田は大丈夫なのだろうか。

生理が始まったせいか、やたらと眠い。

 

 

2007.01.18(木)

MR先生から、KYくんへの対応と日誌の書き方で注意を受けた。

手紙を書いた」と言ったら、「渡さないうように」と。

メールはいいんだから(?)ええやんけ、と、ちょっと不満に思った。

しかし会議でOBに関わっている先生の事で「のめりこみすぎ」「専門職なんだから」

と。距離を置いてこそよし、とするのが(ここでの)フツーなんだね・・・と反省。

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KYくんが(学校から)帰って布団に入ったまま出て来ないと。謝りたくなくて仮病?

と思ったが、夕食で嘔吐(おうと)してしまった。自分のせいなんだろうなぁ、と思うと

とてもかわいそう(可哀想)なことをしてしまった。ごめんね。

今日、全体の集(つど)いというものがあって出たけど、スピーチとかさせられて

大変そう。ディスカッションも・・・何も言えなんだ。

 

2019年に児童養護施設の施設長が、退寮した22歳OBに刺殺される事件が発生。

施設から卒業した後も、親身に就職や住居の面倒を見てもらっていたのに、なぜ?

という、いたたまれない事件だった。

「ちゃんと距離を置かないから・・・」と責めていた職員は、「ほれ見たことか」と

思っただろうか?この事件で「距離を置く」スタイルが増加したなら悲しいこと。

 

関われば関わるほど、放り出すわけにはいかなくなるのが人情だけれど、

子どもにとっては唯一頼れる職員でも、職員が担当する子は次々と増えていく。

ただでさえ多忙を極める勤務の他に、巣立った全員のケアまで手が回らないのだから、

肩入れするのは程々(ほどほど)に、ということかもしれないが、突き放された子が

他にどこにも行き場がなかったら?・・・と思うと、なんともやるせない。

 

日曜日に蹴られた時、退勤時刻が迫(せま)っていたから、日誌だけ書いてさっさと

帰ってしまったのだけれど、本当は担当の先生とかに「蹴られました」とか報告

するべきだったということ?それか自分で「人を蹴ってはいけません」と根気強く

諭(さと)さなければならなかったのかな・・・。

しかし勤務時間を押してまでやるのは・・・と考えてしまうのが時給職員の悲しさ。

説得に何時間もかかったとしても、残業代が出るわけじゃないだろうし。

 

火曜日の深夜にMR先生がメールをくれたのは、その日に暴行事案が発覚したから?

YKくんが火曜日には「木曜日に来たとき謝れ」と言われたなら、その日からずっと

鬱々(うつうつ)とした気持ちで過ごしていたのかも。心理的に負担だったよね・・。

自分が日曜日に対処できていれば、こんなに長引かなかったのに悪い事をした・・・。

 

 

2007.01.19(金)

今日は、ますますすることがない。MR先生は、行く先も告げずに外出しちゃうし。

MG先生にだけは言ったのかな?

で、TY先生に「何かやることは(ありませんか)・・・」と聞いたが、困っておられた。

いつもは使っていない更衣室横の男子トイレをそうじした。

そのあとMG先生がプリントの仕分けについて少し教えてくださったが、

なぜか皆12時を回っても食堂へ行かない。事務所ですることないの?

非常勤4人に寮長まで・・・なんとなく人件費がムダ・・・。

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お昼、AKちゃんとおしゃべりした。なんだか(AKちゃん)1人を残して

(席を)立つのも気がひけ、FMちゃんが帰って来たので託したつもりだったが、

FMちゃんにしてみれば(自分が来たら急に席を立ったと)感じ悪かった?

午後は学習に入るまで洗濯物をたた(畳)んでいたが、

幼児さんに入れてもらえて正直ホッとした。AKくん、こわいんだもん。

KYくんは自分(私)の前では笑わなくなった。甘えられるよりラクになったと思うべき?

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夕方、MG先生から電話があり、ナニゴト(何事)?と思ったら

「明日急にTW(?)の利用が入った」とのこと。「これから(施設に)行く」

ようなことを言っていたので、「そんなことしなくていいよ!」と止めたものの、

「あれ?朝から(子どもが)来るのか?」と心配になり、MR先生宅へ電話するが出ない。

22時半くらいにようやく出て、そしたらAB先生から「キャンセルになった」とさ。

 

子どもが学校に行っている間、ヒマな大人が集(つど)って特にやることもなく・・・。

高校生のAKちゃんと話が出来たが、いつまでもしゃべっていると、サボっていると

怒られそうだし。子どもの相手のどこまでが仕事とみなされるか、よくわからない。

 

暴言や暴力に訴える子どもを「怖い」と感じてしまう時点で、

この仕事には向いていなかった。

 

施設の職員は、何か起こったら即座に駆け付けるのが当然の責務だと思えるのが

正しい姿で、たとえ休日であっても、まず第一に職場のことを優先するのだろう。

利他の心は素晴らしいけれど、私生活というものが無くなってしまいそう・・・。