日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

異世界で総スカン

2008.04.05(土)

(施設に)早く行って献立表をコビー。いつもおっとりのSNさんがテンパってる。

やっぱり早番1人は厳しいよなぁ・・・と、ますます自信が持てない。

唐揚げを早く揚げ始めたが、なかなかごはんが始まらず冷めてゆく・・・。

タイミングが難しくて・・・。 帰り、ののからのメールに気付いた。

夜だけど(今から)来てくれるって。大森(駅)まで迎えに行った。東急(ストア)で

半額品とか、Freshでいちごとか、いろいろ買ってもらった。ありがとう。

おみやげももらった。カレーとマーボー(豆腐の素)ももらった。助かりまする。

 

ギリギリに揚げ始めると、不測の事態が起こったときに対応できないから、

安心安全のために早目に料理の仕上げを始めると、そんな時に限って

いやに食事が始まらなかったり・・・。間の悪さだけで成り立っている人生。

 

 

2008.04.06(日)

夜、眠くてフロも入らなんだで、朝ブロ。

焼そばを食べてから、中延まで歩いて、赤坂へ行った。

東京ミッドタウン、すごくいろいろあって面白かった。高いけど。

そのあと(赤坂)サカスまで行ったら、グリコが新製品を配っていてタダでもらえた。

東京駅でマグロ(鮪)の漬(づ)け丼をごちそうになった。18:15すぎに別れた。

100円ショップとオーゼキ(スーパー)に寄って、野菜スープを作ろうと思ったものの

人参が高い。g’sマートというところに初めて入った。冷凍野菜で妥協。

 

 

2008.04.07(月)

郵便屋さんにオリコカードを届けていただいた。

昼前からずっと雨かと思ったのに、午前中少し降っただけ。でも出かけなかった。

 

 

2008.04.08(火)

雨つよ(強)し。ゴミ捨ても延ばしてしまった。

初めての1人遅番。がんばらにゃと思った矢先、YKくんからオムライスのリクエスト。

しかし、何を(どの食材なら)使っていいのか(いけないのか)分からずウロウロ。

卵トロトロにならなかったけど、残さず食べてくれてうれしかった。

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野菜が昼前に届いたので、まだ切り終わってないことを知らず。

あわ(慌)ててレタスときゅうり(胡瓜)を切る。

鶏の照り焼きも、作ったはいいが数が足りなくて、子どもから大ブーイング。

そりゃそーだわな。3つもないくらいじゃ・・・。ごめんね。ひもじい思いさせて。

片付けに21時までかかった。寮長も心配してくださって、ありがとうございました。

 

YKくんは高校生の男子で、運動(サッカー部)もしていたし、おなかが空(す)いて

当たり前なのだけど、THさんが「1人に食べさせたら、他の子も食べたいって

言い出して収拾がつかなくなる」と、要求を却下。どうすべきかわからずオロオロ。

最終的に寮長に聞きに行って許可をもらってから作ったような・・。臨機応変は苦手。

 

 

2008.04.09(水)

早番。ケーキ作りを任されたが、パラフィン紙がないし、ベーキングパウダーないし、

あまりHRさんは関心がなさそうで。ただ、オーブンにすぐエラーが出て使いこなせず。

説明書はないか聞いてみたが、底が焼けないのはレンジ皿のせいではないかと

言い張る。そんなことないと思うと対抗したら、TKさんにもたしな(窘)められ、

孤立無援。SNさんもHRさん寄りの気がして、むっちゃ独(ひと)りぼっち気分。

我を張りすぎて失敗するいつものパターン。ここでは克服せねば。

TNさんのように自分を呑(の)み込んで他人を受け入れる心の深さを持たないと。

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帰り、寮長が相談に乗ろうとしてくださったが、UFJ(銀行)で2冊目の通帳を

作ったり区役所に寄ったりで、ゆっくりできず申し訳なかった。

結論としては「がんばれ!」だが。ありがとうございました。

スーパーにも行きたかったが、洗濯が先だ!と帰ってからは、もう出ない。

 

「☆反論しすぎない!グッとこら(堪)えて、人の言ったことをもういちど考えてみて!

自分の意見にも矛盾はないか」と余白に書いている。

黙って「ハイ!」と従えないのが自分の短所。自分が合っている時もあれば、

間違っている時もあるということを考慮できず、頑なに主張を通そうとしてしまう。

この時も「オーブンで焼く時はレンジ皿は使えない」と言った人(HRさん?)が

正解だったと思う。言われてすぐ試さないから、周囲の不快感を煽(あお)ってしまう。

 

TNさんは給食室で一緒に働いた人だったけれど、主任のSGさんの機嫌が悪いような

時でも一貫(いっかん)して穏(おだ)やかで、周囲を包み込むような人だった。

他人の悪意や悪感情に左右されず、自分も他人も巻き込まない。そんな人には

つい(終)ぞ、なれなかった。ドス黒い物を吸い込んでは、撒(ま)き散らしていた。

 

誕生日会のケーキを、自分は絶対オーブンで焼いたほうがおいしいと思ったのだが、

他の人はレンジで蒸せばいいと言うのが納得できなかった。

なんとしても焼いたケーキの香ばしさを食べてみてほしくて、意地を張った。

結果、調理室じゅうを敵に回すことになることも思い至(いた)らず。未熟者でした。

 

最初のうちは、寮長が心配してあれやこれや対話を試みてくださっていたのだが、

いつからか突然、目つきが冷たくなって全否定されるように。

柔軟性のなさで、どんどん嫌われ者(もの)街道を独走するようになっていった。

 

 

2008.04.10(木)

遅番。TKさんといるときのHRさんは楽しそうなのに、自分が話しかけると

目を合わせようともしない。何していいかわからず、オタオタ。

それもまたイラつく!と思われていると知りつつも、やることなすこと空(から)回り。

ケーキのデコレーションを任された、というより押し付けられたが、なんとか。

でもケーキの本とかも、もっと勉強しないとなぁ・・・。

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THさんとTKさんが献立のことで寮長に呼ばれたので、もしや自分が遅くまで

(時間が)かかってるから、もっと簡単にできるようい言ってくれるのかなーと、

後ろめたく思ったが違った。どころか、えらい品数が多くて、野菜ばかり3品とか。

普通の家庭でこんなことやってたら、破綻するよ・・・と思ったが、言わない。

けど、出来ない気がする・・・。から、言ったほうがいいのか?

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昼食後もいつまでも献立会議してるから、誕生会の用意もあるのにと気が気でなく。

HRさんが(席を)立たないのは、自分に1人でやれって意味かな?・・・と焦る。

結局、揚げ物もギョーザもおにぎりも、HRさんがやってくださって助かった。

せめて片付けくらいは・・と18時に帰っていただいたが、ナベ(鍋)やら洗い物が

思ったより多くて、結局21時過ぎた。なぜか一向(いっこう)に早くならない・・・。

つーか、逆にどんどん遅くなってる気がするのは、どうして?

 

ケーキは誕生日会の前日に準備しておく決まりだったみたい。

誕生日会の特別食で、御馳走だし早目に準備したいのだけれど、自分だけが焦っていて

他の人は余裕・・・。仕事のデキる人は、頭の中で時間の計算ができているのだろう

けれど、自分は何にどれくらい時間がかかるのかもわからなくて終始テンパってた。

 

 

2008.04.11(金)

職員会議。賛美歌(さんびか)と聖書が配られて、びっくり。

始まるまでがなんとなく居たたまれない。途中、お茶の用意を始めたのも驚いた。

牛丼がやわ(軟)らかく出来ていて、おいしかった。HRさんはスゴ(凄)いねぇ。

今日もまた15時過ぎても給食会議で、夜(夕食の遅番が)SNさんと自分じゃ

間に合わなくなるー!と思ったけれど、なんとか(出せた)。

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SNさんも結構怒りっぽいみたいで、この職場にはイヤシ(癒し)がない・・・。

TKさんもTHさんも、18時過ぎても残っていて、自分も食堂とかで(子どもたちと)

コミュニケーションを積極的に取るべきなんだろうか?と思いつつ、帰ってきちゃう。

 

この前に勤(つと)めた児童養護施設も、母体はキリスト教系の団体だったけれど、

職場の中に宗教的な色が持ち込まれてはいなかった。この施設では、仕事をしに来て

いるにもかかわらず、なし崩しで信仰を押し付けられているような違和感が強かった。

 

SNさんは自分より少し上の年齢だったけど、綺麗(きれい)な人で

服装も良家のマダムみたいな感じで、優雅で上品な女性に見えた。

でも途中から、THさんに素直に従うことが生き残りの道と悟(さと)ったようで、

次第に「黙って言うこと聞けばいいんじゃないですか?」とツンと澄ました感じに。

もう40代に入って、これ以上は転職できないと覚悟が決まっていたみたい。

 

TKさんは栄養士さんで、SNさんや自分とほぼ同期スタート。ホテルのフロント係

からの転職で、栄養士としては初仕事だったため、全てをTHさんに聞かずには

進められなかったので、どうしてもTHさんの機嫌を損ねるわけにはいかなかった。

TKさんの前任の栄養士さんにも何度か会ったのだが、経験者だった分(ぶん)

THさんとは意見が対立したらしく、追い込まれて辞めたような感じだった。

 

前任者がいた時はTHさんの意のままにメニュー作成を決められなかったみたいで、

辞めた人の悪口をさんざん(散々)TKさんに吹き込んでいた。

TKさんも同じ轍(てつ)を踏まないためには、THさんから言われた通りに振る舞うほか

選択肢はなく、すっかりTHチルドレンとして染めあげられていくことに・・・。