日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

奈落の入り口

2008.03.29(土)

ののが東京へ。「新幹線に乗ったら、品川に何時に着くのか教えて!」と

言ったつもりなのに、「遅いなー」と思ってメールしたら、「もう新横浜」だと言う。

あわ(慌)ててバスに乗ることにしたら、渋滞ということでなかなか(バスが)来なくて

2台目のほうがす(空)いているかと、すぐ後ろに来たのに乗ったら混んでた・・・。

ののに(賞味期限間近の)缶詰やらいろいろ持って来てもらったのをロッカーにしまい

花見へ行こうと思っていたのに、改札を出てしまっていた。一旦家へ荷物を置きに。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

本社の出勤日+食事会というので、大塚の桜を見に行った。

巣鴨から電車に乗るつもりが、駒込→染井霊園→田端・・・と、どんどん歩いて。

谷中霊園を通ったが、酔っぱらいの騒いでいる人たちがいっぱいでうんざり。

夜桜は酒くさ(臭)くてあまり好きじゃないや。

上野から五反田へ行き、居酒屋でおご(奢)ってもらった。ごっつぁんです。

次の日の朝ごはんを東急ストアで買ったけれど高かった。

 

本社の食事会に参加するために来たわけではなかったということ?

上野の桜を見に行くと誰かに遭遇する危険があるから、御徒町とは距離を置いたの

かと思いきや、夜は上野に接近したみたいだし・・・。意味不明。

 

 

2008.03.30(日)

朝、タンメンを食べた。雨が降りそうな、まだも(保)ちそうな天気で迷ったが、

洗濯物を(部屋の中に)入れて(から)、ののを見送りに。

西大井(駅)から行ってみた(電車に乗った)が、坂が多くて大変・・・。

ののは 一緒にごはんを食べたそうだったが荷物も重いし、

ちょうど乗れるの(新幹線)もあったので、無理矢理改札の向こうへ押し出した。

IC(カード)が始まったせいか、切符がなかなか通らなくて改札が混乱していた。

     ・・・・・      ・・・・・       ・・・・・

大森(駅)から降りて、東急ストアを見て、Ozeki(スーパー)で焼そば2ヶも買って、

100円ショップから出てきたら、雨がポツポツ降り始めていた。

サンドラッグでハイターを買いだめしておき、Freshをのぞ(覘)いたら、

袋入り(レトルトパウチ)のぜんざい(善哉)が安かったので買って食べてみたら、

甘すぎてのど(喉)が焼ける感じ。 家に帰るまでに雨が激しくならなくて助かった。

今日もゴキ(ブリ)の子が部屋を横断していた。

アレがでっかくなって部屋を動き回ると思うと・・・(汗)。なんか予防策はないの?

 

古いアパートだったので、ゴキブリやらネズミやらが巣(す)食っていても仕方ない。

コンバットで連鎖的に死んでくれるといいけれど、どんなに自分の部屋で気を付けても

他の部屋から来たり外から飛んできたり・・・。抗(あらが)えども逃れられない運命。

 

 

2008.03.31(月)

朝から雨。止(や)むのを待って、(職場で使う)三角巾を買いに出かけた。

(イトー)ヨーカドーまでリサイクルごみを捨てに行った。

(肉の)ハナマサに初めて行ったら、いろいろあっておもしろいがボリュームありすぎ。

 

 

2008.04.01(火)

児童養護施設での勤務)初日。

遅番から(のスタート)。あいさつ(挨拶)はせず。職員会議でするようだ。

HRさんに夕方まで教わったが、若くて少しキツめで、自分みたいなタイプに最も

イラッとくる人種と思われ・・・ちょっと心配。新人が3人いて、少しホッとした。

 

HRさんはもともと和食店の厨房で働いていたくらい、実績のある人。

何を作らせても手際(てぎわ)がよくて、味付けのセンスも抜群だったので、

古株の主任も一目(いちもく)置いていた。

アイメイクが濃いイマドキ(今時)のギャル風で、まだ20代前半くらい。

子どももおしゃれ(洒落)なお姉さんは大好きだから、広く慕(した)われていた。

 

 

2008.04.02(水)

始めての早番。なんとなく眠れなかった。

天気が良さそうだし、自転車で行ってみる。20分くらいで着いた。

何もかもHRさんだの(頼)みで、洗い物をするのがせいぜい。

ホワイトソースを作るの(役目)が回ってきたら・・・と思うとおそ(恐)ろしい。

なんとなく疲れて、大森(駅)まで行ったが食べたい物も見つからず。食料も買わず。

 

子どもがコーンクリームスープが好きで、やたらとホワイトソースから作った記憶が。

まだこの頃は知らなかったけれど、玉ねぎと溶かしバターを絡めてから小麦粉を

投入するとダマにならない。でも、玉ねぎを入れない時は使えないワザなのが難点。

 

 

2008.04.03(木)

おかずとみそ汁の味付けを任(まか)されたが、なかなか味が決まらないで、

肉とかも、(火が通ったか心配で)つい炒めすぎちゃう。

オイスターソースやドレッシングも、ちょっと使いすぎかなーと思いつつ、ドバドバ。

SNさん、夜もひとり、朝もひとり。大変だが、自分もやるのだと思うとプレッシャー。

今日も朝(ごはんの提供時間が)間に合ってなかったし。

お弁当とか始まったら・・・(と思うと)おそろしい。

 

家で食材に味付けする感覚とまったく違って、40人分くらいを1度に味付けする

となると、つい味が濃くなりすぎる虞(おそれ)から調味料を入れるのを控えがちに。

すると味が薄くて、少しずつ足していくうちに、だんだん正解がわからなくなり、

自分が制限ラインを越えているのか、手前なのかさえ見分けがつかない状態に・・・。

 

SNさんは自分より何日か前に仕事を始めていたが、ほぼ同期の調理員。

年は少し上だけれど、同じ悩みを共有して仲良く出来るかな・・と思ったが甘かった。

割と頻繁に休んで、当番をすっぽかしていたけれど、悪びれた様子が無く、

「体調が悪いんだから仕方ない」みたいに堂々としてた。かなり肝(きも)が太かった。

SNさんに最初に休まれた日は、ほぼパニック状態に。

せめて遅刻でも来てほしかったが、完全なる欠勤で恨(うら)めしかった。

 

 

2008.04.04(金)

献立表の新しいのをコピーしようと早く行ったんだけど、SNさんが大変そうだったので

11時半より前に(仕事に)入っちゃった。倉庫の中もチェックしなきゃなんだが。

土曜日のおやつは手作りとか、コロッケも手作りとか、

「大変すぎてムリ!」と言ったら、THさんからたしな(窘)められた。

やってみないうちから弱気になってちゃいかんのだが、やっぱり心配で・・・。

夕飯の豚焼肉を任されたが、ボロボロ・・・。味がうす(薄)いと言われるし・・・。

なかなか人に気に入ってもらえる味にならない・・・。

 

THさんはもう10年くらいこの施設で勤務している調理主任さんで、

自分と入れ替わりで既(すで)に定年退職していた調理員さんに

さんざん意地悪されたせいなのか、かなり性格が歪(ゆが)んでいた。

自分が気に入らない職員や子どものことを、日常的に罵(ののし)っていた。

 

外国の映画スターの追っかけが趣味で、本人がシフトを組んでいたため中番ばかり

独占して、片付けが大変な遅番を避け、追っかけ活動に勤(いそ)しんでいた。

しかも中番であってもほとんど調理場に入らず、栄養士の相談に乗っていると称して

休憩室でお茶を飲んでいたりしたので、辞める前の一時期は、早番・中番・遅番の

偏(かたよ)りを減らすために、自分(私)がシフトの作成を申し出たほど。

 

THさんの味付けは、とにかく甘辛で、醤油と砂糖を大量に使っていた。

きっと家庭の味付けがそうだったせいで、TKさんは肥満になってしまったのだと思う。

自分の家では素材そのまま、卵焼きにも砂糖を入れる習慣はなかったので、

ここに来て料理に砂糖をやたら使うのに、とても抵抗があった。

THさんが太る味を子どもに提供している当事者にもかかわらず、ちょっとぽっちゃり

している子どもを槍玉(やりだま)に挙げては、「デブ」と貶(けな)していた。

 

「出来ないと思っても、まずやってみてから『出来ませんでした』と言うべきだ」と

最初に正社員になった所でも先輩方から責め立てられたことがある。

自分の能力の低さを自覚しているからこそ、最初から無理のない方法を探(さぐ)り

たいと思うけれど、そういう後ろ向きな所が周囲の反感を買う、繰り返し人生。