日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

視線を外(はず)せと教えしか

2008.07.02(水)

早番。小(学)6(年生)の弁当のことをあれこれ考え、5時前から(調理を)始めて

みたが、さっぱり余裕なし。6時半におかずを出しても食べないし。

SNさんが中番で、たくさん切ってもらったが、自分はモタモタ。聞いてばかり。

味付けも手順も、自信ないことばかりで・・・。

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チャーハンの味付けを、NGさんに「薄い」と言われ塩を足すも、やっぱり薄かった。

最近、濃くしたら濃すぎると言われるし・・・。ますます混迷。

「誕生会の仕込みがあって終わらない」とは言ったものの、スピードの遅さは明白。

やっぱ家で、もっと切ったり(練習を)しなきゃいかんのかなぁ。

(試しに)同じメニューを作ってみるとか?

 

家で自主練したらよいような気もするし、家で作ったところで同じように出来るのか

怪(あや)しい気もするし。食材を買う経済的な余裕がないとか、いろいろ

作ったところで1人で食べ切れないとか、思い浮かぶのは言い訳(わけ)ばかり。

なんとか仕事の中で成長したかったけれど、それすら言い訳なんだろうな・・・。

実力が無い上に、努力する才能もなかった。

 

 

2008.07.03(木)

解決策を考えた。昼の物を、遅番の時に残業して切ってしまえ!

でもバレたら怒られるぞー。だけど、そうでもしなきゃ間に合わん・・・。

どうやってゴマか(誤魔化)そうか・・・?

1日中、食べて、テレビ見て、昼寝して・・・。暑くて首にあせも(汗疹)ができそう。

夏は仕事してたほうが(職場が)涼しくてよいかもね。

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昨日作ったやけど(火傷)の水ぶく(膨)れは治(おさ)まったのに、

となりの指にまた針で刺したような穴が。

朝、プリンとキャラメルソースを作ってみたが、アイスにかけると固まる。

バニラアイスはチョコリキュールもなくなったのでこれでやめて、ゼリーに季節替え?

 

 

2008.07.04(金)

遅番。着いてすぐ、いやーな空気。鶏ハンバーグのあん(餡)かけのあんが、

薄いのか濃いのか、よくわからない・・・。すっかり自信喪失。

昼食の時、春巻がグチャグチャで捨てたことをとが(咎)められた。

もったいないからアレンジしろと言うが、難しいし(時間の)余裕がない・・・。

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SNさんが寮長に10分くらい呼ばれた後、自分も呼ばれた。

応接室で「3ヶ月た(経)った感想は?」と聞かれ、「遅くてすいません」という感じで

答えたが、不服そう。「どんな回答を求めているのか、さっぱり分からない。

何か言えば言い訳(わけ)と非難されるし」と、こちらも不満をぶつけたら、

今度は「目をじっと見るのが失礼だ」と言い出して・・・。

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途中で来客があり打ち切りになったが、ますます寮長に不信感。

SNさんに聞いたら、そういう(目を見ない)ビジネスマナーがあるらしいが、

納得できない。つーか、目をそ(逸)らしながら話すって難しくない?

 

小さい頃は「人と話す時は、ちゃんと相手の目を見るように」と教育されたのに、

大きくなったら「目を見ないで眉間を見るように」したほうがいいなんて、

自分が教わってきた人生の基礎の基礎を覆(くつがえ)された思いだった。

それなら初等教育から「話す人の目を、じっと見てはいけません」と

教えておくべきだと思う。今さら「それは間違いでした」と言われても・・・。

 

大体、同じことを施設の子どもたちに対しても言えるのか?

きっと「話してる時は、相手の目を見なさい」って教えているはず。

それを就職する頃には、ひっくり返すように教育し直すところまでやってるの?

そんなわけない。

 

そして子どもたちは社会に出てから、自分(私)が言われたように

突然「目を見るな!」とキレられて、社会の理不尽さを味わうはず。

良かれと思って身に着けた習慣が、なんともムダな教育を受けたと失望に変わる。