日記供養はじめました

捨てられない日記をひもといて、自分の過去を落としてゆきます

心を開いた、その奥に

2008.06.11(水)

早番。焼たらこがない分(来るの)遅くてもいいんかなーと思ってたけど、全然ダメ。

炒めるのも久しぶりで(?)時間がかかったし、おつゆも卵をと(溶)かなきゃいかんし。

ぬかづ(糠漬)け出すのもようやく。どうしてみんなこれを1hでできるんだ?

朝の品目がえらい多い。ロールキャベツ用のキャベツがまだ届いてなかったけど、

人参も玉ねぎも切りきれなかった。

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ホワイトソース缶があるかと思ったらなかったので自分で作ったが、

鍋を焦がしてしまうし、なかなか煮詰まらなくて焦(あせ)った。

SNさんが来てくれて、うどんをやってもらったり、グラタン皿を出してもらったり、

ロールキャベツを包んでくださって、本当に助けられた。ありがとうございました。

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ごはんを食べるつもりが、(チェック表に)印をつけるのを忘れていたけれど、

結局14時頃まで、やり残したこといっぱいで時間がつぶ(潰)れてよかった。

検便が早まって、明日しか出すチャンスがない。なんとかお通じを促進するため、

いろいろ食べ物を買ってみたが兆(きざ)しはなく。でも出た!よかった、よかった。

 

 

2008.06.12(木)

早番。雨。歩いて(職場に)行く。卵焼きから始めたが、進まない・・・。

(SNさんに)ごはんを詰めていただき、ウインナーを炒めていただき、

朝ごはんをよそ(装)っている間に、(お弁当を)詰めるのもやっていただいた。

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THさんがP・T(?)の会議でいなくなり、ちょっとホッとした。

SNさんとのんびりでやったが、ナムルの味が薄いと不評であった。ごめんなさい。

HRさんに「検便を持ってきたら出して」と言ったが、半分聞いていない感じで不安。

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13時あがりでKG家を訪問。ずっと食べたかった山王のケーキ屋さんのケーキを

持って行った。(NHK)「ためしてガッテン」の印刷をいっぱいさせてもらった。

おみやげに肉まん(饅)とかをいただいた。

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KGさんと話してて指摘されたこと。

①心を開いてないんじゃないか、ということ。何でも1人でやろうとするのは

②人に弱みを見せられないから、ということ。助けてほしいとか、

③頼みごとが出来ない、ということ。彼氏のことも含めて、

④人にスキ(隙)を与えないから、相手も入り込めなくて困っちゃうんじゃないか、と。

鋭(するど)いなぁ。そして彼女はたくま(逞)しい。心が強く成長している。

 

友人のKGさんからのアドバイス。すごい・・・カウンセラーみたい。

「心を開く」ために、自分はどうすればよかったかな?

何もわからない新人にフォローがあって当然という考え方が不味(まず)かった?

1人でやろうと思っても出来ないことは自覚していたけれども、

「助けて」と言ったら快(こころよ)く手伝ってくれるような職場だと思えなかったし、

むしろ「そんなに出来ないなら、辞めちまえ!」と言われそうだった。

 

「心を開く」のが良いことだと思っている人は、その扉の奥に、純粋で温かい物が

隠されていると思い込んでるみたいだけれど、自分の心を開いたら、どう考えても

ドス黒いものしか出て来ない気がする。だから、それを見せたら人からますます

嫌われると分かってるのに、とても人前に堂々と曝(さら)け出すなんてできない。

 

自分はたぶん彼氏には心を開いている。貧乏な生まれ、家族の不仲、友人が少なく、

仕事は遅く、心が狭(せま)くて、どこまでも頑(かたく)なで、死にたがりの悲観主義

そういう、他人に見せるには恥ずかしすぎる自分を、彼氏の前では出せるし許される

と思って出し切った結果が、怠(なま)け者の引きこもり。これを放り出さないのは、

彼氏が特別に我慢強いからで、他の人だったら疾(と)うの昔に逃げ出していただろう。

どう考えても「心を開いた自分」が万人(ばんにん)に受け入れられるとは思えない。

 

 

2008.06.13(金)

休み。このあと7日間通し(連続勤務)なので、化粧水とか買わなきゃ

いけないんだけど、(外には)出ないです(済)ませる。

朝はビーフン(米粉)を食べて、(卵で)カスタードクリームを作ろうかと思ったけれど、

スクランブルエッグで食べた。アイスも食べて、ハーベスト・抹茶を食べて、

洗濯もして、テレビを見ながら昼まで眠った。

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起きてもやっぱり無為(むい)に過ごすだけ。

料理番組を見ながら、1人のために丁寧に作れたらよかろうと思ったりするが、

のの とヨ(縒)リを戻したところで、何になる?

でも例(たと)えば、今日クビになったとしたら、どうする? ののに電話する?

いや、ここ(東京)で何か仕事を見つけなきゃ。

 

毎日山のように野菜を刻んだりして食事を作っていると、だんだん食べ物が

エサ(餌)のように見えてきて、2人で食べきるだけの食材を時間をかけて調理できた

彼氏との同居生活の日々が、どれだけ人間らしかったかと懐(なつ)かしくなった。

 

だけどまだ、この頃は心を開けてなかったから?自分で働いて生活を成り立たせる

道を、なんとしても模索しなければならないと思っていた。

「誰かに頼る」とか、ましてや「働かない」という選択肢は、自分の人生では

許されないと信じていたから、2人より1人でも生きる術(すべ)を確保しなければと

必死に自分を追い込んでいた。もはやあきらめ果てた今が、人生史上最高に幸せとは。